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2012年10月号

    2012年10月号
     
   
   
特集 物流不動産 2012

16

 

【解説】三菱地所、三井不動産が本格参入
 外資系ディベロッパーと海外のリスクマネーが切り開いた市場が成長期を迎え、大きく裾野を広げようとしている。従来の物流アセット戦略は陳腐化する。
《調査》最新・首都圏賃料相場 日本物流不動産評価機構


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【interview】

「世界中の投資家が日本を向いている」

プロロジス 山田御酒 社長

 日本の物流不動産市場の評価は定まった。世界中の投資家たちが今や日本を向いている。プロロジスもポートフォリオを組み替える。これまで1割程度に過ぎなかったアジアの資産を3割以上に引き上げる。日本の物流施設がその中核となる。


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【第一部】市場は「成長前期」を過ぎ競争時代へ

日本ロジスティクスフィールド総合研究所 辻 俊昭 代表

 日本の物流不動産市場は、誰もが成功を手にすることのできた「成長前期」から、競争が拡大する「成長後期」へと移ろうとしている。新しいステージでは顧客であるテナントに向けた差別化されたスペース・サービスの創造が期待される。


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【第二部】開発ラッシュ続くも需要は底堅い

シービーアールイー 鈴木公二 シニアコンサルタント
 2013年に首都圏では120万平方メートルを超える物流施設が供給される見通しだ。供給がピークを迎えた2008年の水準に迫る勢いである。これによって不動産投資会社による累積開発実績(全国)は1,000万平方メートルを超える規模まで拡大する。開発ラッシュは2014年以降も続きそう。大量供給によって最新鋭施設の真の実力が試されることになる。

 

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【第三部】工場跡地の売却が用地供給のメーンに

一五不動産情報サービス 曽田貫一 代表
 現在東京圏に開発中の大型物流施設のうち3分の2が工場跡地を利用している。公的セクターによる産業用地の分譲から工場跡地の売却へ物流用地の供給の主体はシフトしている。買い手はディベロッパーが3分の2を占めている。旺盛な投資意欲を背景に、当面は用地相場の上昇が続く見込みだ。

 

30  

【第四部】新ステージの投資戦略

GLプロパティーズ──動き出した国内最大手
プロロジス──年間400〜500億円ペースで投資
ラサール インベストメント マネージメント──アセット大量売却後も投資継続
大和ハウス工業──来年度には資産規模を3000億円に
三井不動産──年間4〜5件を新規開発
三菱地所──物流企業のCRE支援を推進
オリックス不動産──柔軟設計のマルチ型施設を展開
野村不動産投資顧問──中規模BTS中心に安定運用目指す
公共シィー・アール・イー──サブリースから開発に領域拡大
メープルツリー・インベストメンツ・ジャパン──地方の中規模都市までカバーする
グッドマンジャパン──アブダビ投資評議会とファンドを組成
レッドウッド・グループ・ジャパン──1号案件「市川原木」の成功をテコに
日本ロジスティクスファンド投資法人──市況を見極めチャンスを待つ
産業ファンド投資法人──資産規模2000億円に向けて再成長

ダイヤモンド・リアルティ・マネジメント──私募リートで国内機関投資家を市場に導く

 

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【資料】主要プレーヤーの最新動向一覧

 

  6  
KeyPerson

「正攻法で独自の事業モデルを築き上げる」

三菱倉庫 岡本哲郎 社長
 財閥系倉庫会社の保守的なイメージを脱ぎ捨て、拡大路線をひた走る。売上規模は2000億円を超えた。2011年の富士物流の買収でロジスティクス機能を強化したのに続き、今後は海外事業の拡大を急ぐ。安定を求めてリスクを避けていれば衰退に陥る。その危機感が背中を押している。


     
 
50
 

オギノ〈一括物流〉

通路別納品を超える「棚番別納品」を実践

独自の物流機能で店舗作業の負担を軽減

  54  
鴻池運輸〈3PL〉

医療機器卸と共同で物流センターを構築
メーカー〜病院間一貫物流のモデル事業に

  58  
米モトローラ・モビリティ〈欧米SCM会議20〉

携帯電話事業の失速で大リストラ
再起を賭けたサプライチェーン改革

  62  
山九〈3PL〉

先行投資を断行した最大拠点がフル稼働
立地に加え庫内作業の生産性で差別化図る

     
 
64
 

物流企業の値段
《第79回》
土谷康仁 メリルリンチ日本証券 調査部 シニアアナリスト

ハマキョウレックス

物流見直し議論は3PL事業者にチャンス
大型設備投資で成長加速の可能性に注目

 
66
 

海外トレンド報告【News】

《欧米編》欧州のトラック運賃、4四半期連続で下落
《中国編》宅配企業のネット通販向け収入が39.8%増

 

  70  
湯浅和夫の物流コンサル道場

《第126回》 〜温故知新編 第7回〜

鉄道からトラックへのモーダルシフト

  74  
奥村宏の判断学《第125回》
第3次産業革命へ!

  76  
佐高信のメディア批評

NHKまで尻馬に乗るAKB48のバカ騒ぎ
ニュースバリューの判断を放棄したメディア


  78  
グローバル物流市場の実像

平田義章 国際ロジスティクスアドバイザー

Part4 コントラクト・ロジスティクス市場

  82  
事例で学ぶ現場改善《第117回》
中堅運送会社H社の営業改革

日本ロジファクトリー 青木正一 代表

  86  
物流指標を読む《第46回》 日通総合研究所 佐藤信洋

荷動き指数は景気後退を示唆していた

  88  

物流行政を斬る《第19回》
日本の物流教育は未成熟
行政主導で国家資格を整備し、
主要大学には物流学部の創設を

産業能率大学 経営学部 准教授
(財)流通経済研究所 客員研究員 寺嶋正尚

 

  90  
The International Society of Logistics
国際ロジスティクス学会[SOLE]日本支部報告

SOLE日本支部35年の歩み
「導入・紹介」から「発信・提言」へ

 

     
 

 

 

DATA BANK

 
95
 

●国土交通月例経済(国土交通省)


     
 

 

 

CLIP BOARD

 
48
 

●『佐川男子』は乙女のハートにド直球!/新世紀のコーポレートブランディングはどこへ行く

 
77
 

●13年度末にフレーター1機増強/全日空が貨物事業拡大に意欲

 


98
  主要記事索引
  102   編集後記
 
103
  広告索引

PDFバックナンバー

[ 特集 ] 物流不動産 2012 解説 三菱地所、三井不動産が本格参入 2012年10月号
概要はありません
[ 特集 ] Interview 「世界中の投資家が日本を向いている」 プロロジス 山田御酒 社長 2012年10月号
 日本の物流不動産市場の評価は定まった。世界中の 投資家たちが今や日本を向いている。プロロジスもポー トフォリオを組み替える。これまで1割程度に過ぎな かったアジアの資産を3 割以上に引き上げる。日本の 物流施設がその中核となる。
[ 特集 ] 第1部 市場は「成長前期」を過ぎ競争時代へ 日本ロジスティクスフィールド総合研究所 辻 俊昭 代表 2012年10月号
 日本の物流不動産市場は、誰もが成功を手にするこ とのできた「成長前期」から、競争が拡大する「成長 後期」へと移ろうとしている。新しいステージでは顧客 であるテナントに向けた差別化されたスペース・サービ スの創造が期待される。
[ 特集 ] 第2部 開発ラッシュ続くも需要は底堅い シービーアールイー 鈴木公二 シニアコンサルタント 2012年10月号
 2013 年に首都圏では120 万?を超える物流施設が供給され る見通しだ。供給がピークを迎えた2008 年の水準に迫る勢い である。これによって不動産投資会社による累積開発実績(全 国)は1,000 万?を超える規模まで拡大する。開発ラッシュ は2014 年以降も続きそう。大量供給によって最新鋭施設の 真の実力が試されることになる。
[ 特集 ] 第3部 工場跡地の売却が用地供給のメーンに 一五不動産情報サービス 曽田貫一 代表 2012年10月号
 現在東京圏に開発中の大型物流施設のうち3分の2が工場 跡地を利用している。公的セクターによる産業用地の分譲か ら工場跡地の売却へ物流用地の供給の主体はシフトしている。 買い手はディベロッパーが3 分の2 を占めている。旺盛な投資 意欲を背景に、当面は用地相場の上昇が続く見込みだ。
[ 特集 ] 第4部 新ステージの投資戦略 2012年10月号
GLプロパティーズ ──動き出した国内最大手
[ 特集 ] 資料 主要プレーヤーの最新動向一覧 2012年10月号
概要はありません
[ keyperson ] 「正攻法で独自の事業モデルを築き上げる」 三菱倉庫 岡本哲郎 社長 2012年10月号
 財閥系倉庫会社の保守的なイメージを脱ぎ捨て、拡大 路線をひた走る。売上規模は二〇〇〇億円を超えた。二 〇一一年の富士物流の買収でロジスティクス機能を強化 したのに続き、今後は海外事業の拡大を急ぐ。安定を求 めてリスクを避けていれば衰退に陥る。その危機感が背 中を押している。
[ ケース ] オギノ 一括物流 通路別納品を超える「棚番別納品」を実践独自の物流機能で店舗作業の負担を軽減 2012年10月号
 各店舗のレイアウトに合わせてフロア別・通路 別に商品を仕分けて納品する「カテゴリー納品」 を超え、陳列棚のロケーション別の「エリア棚番 別納品」を実施している。3種類の自動倉庫を駆 使して日本初の物流サービスを実現し、店舗の商 品陳列作業の負担を大幅に軽減した。
[ ケース ] 鴻池運輸 3PL 医療機器卸と共同で物流センターを構築メーカー〜病院間一貫物流のモデル事業に 2012年10月号
 医療機器卸と共同で構築した物流センターが今 秋に稼動する。調達物流の一元化や充足率の向 上を図り、サプライチェーンの効率化を支援する。 機器の滅菌やメンテナンス機能も装備し、グルー プで展開する院内物流と連携をとりながら、一貫 物流サービスのモデル事業として展開する。
[ ケース ] 米モトローラ・モビリティ 欧米SCM会議? 携帯電話事業の失速で大リストラ再起を賭けたサプライチェーン改革 2012年10月号
 長期にわたって携帯電話市場に君臨してきたトップメ ーカーが、環境の変化に対応できず、わずか数年で存亡 の危機にまで追い詰められた。再建のためにスカウトさ れたCEOは会社分割を断行、そのうえでサプライチェー ンの抜本改革に着手した。その指揮を執ったケニス・ソ ールドナー氏が、改革の概要と最終的にグーグルに買収 されることになった再生の軌跡を語る。
[ ケース ] 山九 3PL 先行投資を断行した最大拠点がフル稼働立地に加え庫内作業の生産性で差別化図る 2012年10月号
 大型の先行投資を断行した東扇島の「首都圏DC センター」がフル稼働状態に。輸入拠点としての 立地が評価されている。3PL事業の戦略拠点とし て独自の保管設備開発や作業員のレベルアップな ど、庫内作業の効率化を進め、競争力をさらに高 めたい考えだ。
[ 値段 ] 第79回 ハマキョウレックス 物流見直し議論は3PL事業者にチャンス大型設備投資で成長加速の可能性に注目 2012年10月号
 スローダウンしたように見える受注 モメンタムだが、二〇一二年後半以降、 一時的に棚上げされていた商談が顕在 化してくる可能性がある。3PLを利 益創出ドライバーに据えた中期経営計 画でも、大規模な設備投資を打ち出し ており、成長の可能性が注目される。
[ NEWS ] 欧米編 2012年10月号
 ドイツポストDHL傘下のDHL サプライチェーンと大手家庭用品メ ーカーのユニリーバは、グローバルな 提携関係を結んだ。両社はユニリーバ とその顧客に対して世界レベルのサー ビスを提供するため、取引関係を強 化し、協力して事業を進めていく。
[ NEWS ] 中国編 2012年10月号
 交通運輸省の何建中・報道官はこ のほど、貨物取扱量が年間一〇〇万 トン以上に達する「規模以上港湾」の 二〇一二年上半期(一〜六月)の貨 物取扱量が前年同期比七・二%増の 四七億四〇〇〇万トンになり、伸び 率が前年同期に比べ六・一ポイント縮 小したと発表した。コンテナ取扱量は 八・八%増の八四五九万TEU(二 〇フィート標準コンテナ換算)で、伸 び率は前年同期を四・三ポイント下回 った。
[ 道場 ] 鉄道からトラックへのモーダルシフト 2012年10月号
 日本の国内貨物輸送量は高度経済 成長期に爆発的に増加した。これに 伴い鉄道からトラックへのモーダルシ フトが急速に進んだ。膨れあがった 輸送需要を当初は荷主の自家用トラ ックが担い、次第にそれが運送業者 の営業用トラックに置き換えられて いった。マクロ統計の長期推移には 時代の大きな変化が表れている。
[ 判断学 ] 第125回 第3次産業革命へ! 2012年10月号
 現在は第3次産業革命への移行期にある。アメリカの文明批評家 ジェレミー・リフキンはそう主張する。それは日本を覆う閉塞感を 吹き飛ばす可能性を秘めている。
[ メディア批評 ] NHKまで尻馬に乗るAKB48のバカ騒ぎニュースバリューの判断を放棄したメディア 2012年10月号
 いつの世も、私がジャリと呼ぶ「子どもの 文化」はある。しかし、現代はメディアがそ れに媚びている。AKB 48 の前田敦子の?卒 業?をNHKまでが取り上げたのには仰天した。 私は香山リカと『チルドレンな日本』(七つ森 書館)という対談本を出したが、いま日本で 最もチルドレンなのはメディアかもしれない。 オメデタイ雑誌の『AERA』は九月一〇日 号で、AKB48の仕掛人である秋元康と鈴木 おさむの、愚にもつかない自慢対談を載せて いる。
[ グローバル物流市場の実像 ] 第4回 Part4 コントラクト・ロジスティクス市場 2012年10月号
 コントラクト・ロジスティクスのグローバル市場は 現在、DHLが牽引している。ヨーロッパのメガフォワー ダーとアメリカの3PLがそれに続く。また今後の主戦 場となるアジアでは、オーストラリアのトールが勢力 を伸ばしている。
[ 現場改善 ] 第117回 中堅運送会社H社の営業改革 2012年10月号
 若手が定着せず、次々に辞めていく。厳しいノルマに追わ れ、戦略もないまま飛び込み営業を繰り返すことに皆が疲弊 していた。創業社長のバイタリティとベテラン幹部たちの個 人技に頼った経営は曲がり角を迎えていた。これまでの成功 体験を捨て、組織を作り直す必要があった。
[ 物流指標を読む ] 第46回 荷動き指数は景気後退を示唆していた 日通総合研究所「企業物流短期動向調査」内閣府「景気動向指数(CI:一致指数)」 2012年10月号
●上昇基調にあった景気動向指数が春先から失速 ●景気動向に先んじて荷動き指数は水面下で推移 ●荷動き指数に改善の兆し、景気後退は短期的か
[ 物流行政を斬る ] 第19回 日本の物流教育は未成熟行政主導で国家資格を整備し、主要大学には物流学部の創設を 2012年10月号
 日本には物流を体系的に学べる場が圧倒的に少ない。 物流関連の資格も限られている。物流に精通した有能 な人材を育てることができなければ、近い将来、物流 行政は立ち行かなくなる。大規模災害をはじめとする 緊急事態にも対応できない。行政は現状の資格制度、 教育制度にメスを入れ、物流のプロを輩出する環境を 整えるべきだ。
[ SOLE ] SOLE日本支部三五年の歩み「導入・紹介」から「発信・提言」へ 2012年10月号
 SOLE(ロジスティクス学会)日本 支部は一九七八年四月に発足し、今 年で三五年目を迎えた。節目に当たり、 設立当時から今日までの歩みを概観し、 いくつかのトピックスを記録しておく ことは意義深い事と考え、本稿を認 めることにした。(SOLE日本支部 支部長 傳田晴久)
[ データ ] 国土交通月例経済(国土交通省) 2012年10月号
概要はありません
[ CLIP ] 『佐川男子』は乙女のハートにド直球!新世紀のコーポレートブランディングはどこへ行く 2012年10月号
 「全国佐川男子名鑑」という帯の文 句をそのままに、三万人の中から選 ばれた五一人のイケメンセールスドラ イバーのカラーグラビアに半分以上 のページを割くという、大胆なつく りの一冊だ。
[ CLIP ] 一三年度末にフレーター一機増強全日空が貨物事業拡大に意欲 2012年10月号
 東京・有明の東京ビッグサイトで九 月十二日、国際物流総合展に合わせ て、「アジアにおける新たなロジスティ クスソリューション」をテーマにした 講演会とパネルディスカッションが開 かれた。
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