2004年 6月号
     

特集 《平成16年版》
ロジスティクスの手引き 

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KEYPERSON 中谷 巌 多摩大学 学長
「CLOになるならこれをやれ!」

 多摩大学大学院ルネッサンスセンターにこの春、日本初の「CLO: Chief Logistics Officer(最高ロジスティクス管理責任者)コース」が設置された。ロジスティクスのプロの育成を目的とした社会人向けMBAコースだ。これに連動して本誌では同コースの教授陣がリレー形式で執筆する『ロジスティクス経営講義』を連載する。その皮切りとして今回は中谷巌学長に日本企業のロジスティクスの課題を尋ねた。

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解説 本誌お薦め『使える物流本』12冊
 日本語で書かれたロジスティクスの教科書に決定版はいまだ存在しない。それでも、実用書や先進企業のケーススタディのなかには、実務家の役に立つ名著も少なくない。日頃、本誌編集部のスタッフがこっそりと紐解いているロジスティクスの“ネタ本”を紹介する。

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『物流コスト削減はこれからが本番』
湯浅和夫 湯浅コンサルティング 社長
 荷主企業の物流部門の多くは、これまで本来やるべきことをできずにいた。しかしITの急速な進展が、過去には困難だった取り組みを一気に身近なものへと変えた。物流担当者は改めて自社の物流管理レベルをチェックし、必要な施策を講じなければいけない。

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『SCM時代の新しい管理会計』
梶田ひかる アビーム コンサルティング IES事業部 マネージャー
 コスト削減だけを目的にしたSCMは、先進企業ではもはや限界に達している。ファイナンスの観点からロジスティクスを検討すべき段階を迎えている。既に欧米のSCM先進企業ではキャッシュフローを意識した新しいロジスティクス会計手法が次々と開発され、それらの導入が始まっている。

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『注文情報分析でコストを下げる』
鈴木震 物流システム・コンサルタント
 物流改善の基本は注文情報の分析だ。ただしアイテム別の注文数を分析しただけでは、充分ではない。誰(E:Order Entry)が、何の種類(I:Item)を、何個(Q:Quantity)注文したかという三つのキーファクターを使った「EIQ分析」で、データを料理する必要がある。

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『外資が仕掛ける物流資産リストラ』
本誌編集部 刈屋大輔
  外資系不動産会社が豊富な資金力をバックに日本の物流市場での活動を本格化している。減損会計の導入を控え、物流拠点のリストラを進める荷主企業や物流企業との結びつきは強まる一方だ。“黒船”が持ち込んだ「物流拠点の所有と運用を分化する」という考え方が徐々に日本でも浸透しつつある。

  32  

経産省『流通SCM事業』の取り組み
村山智 経済産業省 商務情報政策局流通政策課 課長補佐(流通・物流政策担当)
 経済産業省が中心になって、日雑・加食業界におけるSCMの促進に取り組んでいる。過去の取り組みが主にメーカー・卸間のものだったのに対し、本事業では小売りまで含むサプライチェーン全域を対象とする。事業の背景と狙いについて経産省の担当者が解説する。

  36  

米SCC『RFIDワークショップ』
神田正美 SCC日本支部バイスチェアマン 三井物産戦略研究所 事業変革推進室 室長
 今年3月に米国シカゴで開催されたSCCの年次総会では、ICタグの活用が最大のトピックスとなっていた。総会の開催直前に実施したアンケート調査では、過半数の企業が今後数年以内にICタグを導入する計画だと答えた。その一方で導入効果に対する疑問や導入のデメリットを懸念する声も聞かれた。

  40  

『欧米3PL企業ランキング』
平田義章 国際ロジスティクス・アドバイザー
  米国では規制緩和がきっかけで3PLが浸透した。欧州ではEU統合が契機となった。合併や買収を繰り返し巨大化した欧米の3PL業者は新たなマーケットとして日本、中国を中心としたアジアに着目している。日系企業を巻き込んだ3PLのグローバル競争が間もなく本格化する。

  44  

『ロジスティクス企業のブランド経営』
菊池隆 ヴィブランド・コンサルティング 副社長
  ロジスティクス企業の信頼性や提案力、サービス品質を通常の商品のように明確なスペックで示すのは容易ではない。そこで必要になるのがブランディングだ。単なるイメージ戦略ではない、実質に裏打ちされた情報戦が、今後のロジスティクス市場では競争のカギになる。

  74  

『物流起業家の挫折と成長の物語』
青木正一 日本ロジファクトリー 代表
 脱サラして運送業を創業した若手起業家。自らハンドルを握るドライバー兼社長として出発し、「物流業はサービス業」という信念の下、徐々に事業を拡大させてきた。しかし売上高10億円を目前にして成長の壁に直面する。創業以来の右腕が退社したことで、社長として改めて会社の存在意義を問い直す必要に迫られた。

     
 
50
リコー 〈SCM〉
システム刷新計画に社長が“待った”
業務改革を先行させ在庫3割削減

 
56
富士通ゼネラル 〈SCM〉
海外市場へのリードタイムを短縮
ITより業務プロセス作りに重点

 
62
物流企業の値段《第3回》
福山通運

     
  49

FOCUS
転機を迎えたソニーのSCM

 
66


やらまいか! 物流通業
――ハマキョウ流・運送屋繁盛記
《第15回》
商売の原点はうどん売り
大須賀正孝 ハマキョウレックス 社長

 
82
The International Society of Logistics
国際ロジスティクス学会[SOLE]報告

 
64
奥村宏の判断学《第25回》
「イラク戦争をどう判断するか」

 
61
佐高信のメディア批評
本来の役目を果たさず戯画化する『日経』
鶴田問題に蓋をしたまま西武鉄道を叱る

 
70

僕は新米ピッカー《第5回》  ―元・物流記者の現場潜入ルポ
「“檄オヤジ”の登場でギクシャクする現場

 

 
 

83

 

国土交通省 月例経済報告
国土交通省 普通倉庫21社統計
日本冷蔵倉庫協会 主要12都市受寄物庫腹利用状況


 
 

CLIP BOARD

 
79

●イトーキの新物流センター
 「東京テクノパーク」が本格稼働

 
79
●日本総販売代理店から事業部を買収
 日本企業向け販売の強化に動く
 ――マンハッタン・アソシエイツ
 
93
広告索引
 
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編集後記
 
86
主要記事索引

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